北海道旭川市の整形外科・スポーツ整形外科・リハビリテーション科の病院
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当院の麻酔科
当クリニックでは、年間400例以上の手術があります。手術の内容は、人工膝関節置換術、膝前十字靭帯再建術、膝関節鏡など膝関節疾患を中心としています。加えて肩、肘、手関節、足関節、などの手術も行っており、手術部位は多岐に渡ります。患者さんがより快適に術中・術後を過ごして頂き、早期回復、早期退院に貢献するため、痛みのコントロールに様々な工夫をこらしています。現在はほとんどの手術症例において、全身麻酔に加えて手術部位に応じた末梢神経ブロックを併用して麻酔を行っています。この末梢神経ブロックは、超音波画像で神経を観察しながら局所麻酔薬を注入するので成功率が非常に高く、術後痛の強い人工膝関節置換術、膝前十字靭帯再建術、肩関節手術などにおいても、手術当日から翌日までほとんど痛みなく過ごすことができるようになりました。麻酔に関して不安がある方や術後の痛みが心配な方も、安心して手術を受けて頂けます。麻酔についての疑問、質問などがあれば、なんでもご遠慮なくお尋ねください。


  • 当クリニックの手術室専用の超音波診断装置。
    神経、血管、針をクリアに描出する事ができるので、
    末梢神経ブロックを安全かつ確実に行うことが
    できます。
具体的な麻酔方法の例 人工膝関節置換術、膝前十字靭帯再建術など
大腿神経ブロック(脚の付け根から注射)+坐骨神経ブロック(臀下部付近から注射)+全身麻酔
膝関節鏡(半月切除など)
大腿神経ブロック(脚の付け根から注射)+全身麻酔
足関節以下の手術(外反母趾の骨切り術など)
坐骨神経ブロック(膝裏から注射)+全身麻酔
肩関節の手術(腱板縫合術、肩関節形成術など)
腕神経叢ブロック(頚の横付近から注射)+全身麻酔
肘以下の手術(頚遊離体摘出術、尺骨神経前方移行術など)
腕神経叢ブロック(腋から注射)+全身麻酔
外来での神経ブロック
外来において、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などによる腰痛、下肢痛に対して神経ブロックを行っております。

当院での神経ブロック治療の流れは、まず整形外科医の診察を受け、
患者さんの治療方針が決定されます。

神経ブロック治療の適応があると診断された方は、処置室にて神経ブロックを行います。

具体的には腰あるいはお尻付近から細い針を刺し、局所麻酔薬を注射します。

注射後30分から1時間程度、ベッドで休んで頂きます。

2回目以降の神経ブロック治療を希望される方は、神経ブロック後あるいは後日電話で予約して頂いております。腰痛、下肢痛でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。